<ブログ更新チャレンジ3日目>大学入試はこう変わります。その1

「ことばのうみ」 阿部 久美子

2018年11月27日 08:00

おはようございます。
言葉を通じて人生を豊かにする国語教室「言葉の海」阿部久美子です。

ブログをさぼっているうちに、高校はもう期末テストのシーズンになりました。
高校といえば、大学入試が2020年から大きく変わることをご存知ですか?

現在行われている「大学入試センター試験」は2019年1月を最後に廃止され、それに代わり、2020年から「大学入学共通テスト」が実施されることになりました。これまでのセンター試験と同様、1月中旬に2日間かけて行われます。今の高校1年生(2018年度入学)から、この「共通テスト」を受検することになります。
これから何回かに分けて、新「共通テスト」について書いてみたいと思います。

■新「共通テスト」ってどんなテストなの?
現在のセンター試験からの大きな変更として、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入と、英語では4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価することが挙げられます。
では、国語はどのように変更されるのか、2018年11月に行われた試行調査(プレテスト)の問題を見てみましょう。

 国語は、200点分のマークシート問題+記述式。100分
  
第1問 記述問題
 問1:文章読解問題 「文章1」から問いに対する説明を30字以内で記述
 問2:文章要約問題 「文章2」から必要な内容を抜き出し、40字以内で要約
 問3:「文章1」「文章2」および「資料」から、提示されたテーマについての自分の意見を80字以上120字以内で論述
第2問 現代文(実用的・論述的文章)読解問題(マークシート)50点
第3問 現代文(文学的文章)読解問題(マークシート)50点
第4問 古文読解問題(マークシート)50点
第5問 漢文読解問題(マークシート)50点

形式的に見ると、従来の80分200点満点に記述問題の20分を付け加えた形に見えますが、その内容は従来のものとは大きく異なる点があります。
それに対応するための準備が、高校の授業でも大急ぎで行われています。

次回は、新「共通テスト」の特徴と高校での対策について書いてみようと思います。

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