2020年03月21日

「国語」が苦手な子に YouTubeはダメ。オススメは、、、

こんばんは
言葉を通じて人生を豊かにする国語教室「ことばのうみ作文研究所」阿部久美子です。

小学校の卒業式も終わり、3連休に入りましたが、新型コロナウイルスの影響は、まだまだ拡大する兆しを見せていますね。

我が家の大学生は、新学期の開始が延期されたそうです。
3ヶ月近くもの春休み、、、がーん
アルバイトも、この自粛ムードでシフトが入らない日が続き、軟禁状態の中学生と景気の悪い大学生が家の中でゴロゴロしている、
というむさ苦しい我が家ではありますが、母は元気です。

今日は、学習塾での「国語力アップ講座」の授業をしてきましたよ。

少人数の講座なので、講師はマスク(ウィルスには効果はないと言うものの、飛沫の拡散防止には多少は役に立つのかな?)、席は離して換気をバッチリの中で行いました。

「国語」というキーワードに引かれて参加してくるお子さんは、やっぱり「国語」に何らかの問題点を抱えていることが多いのですが、そんなお子さん、実は、「言葉」以前の問題点を抱えていることがあります。

それは、

「ものを知らない」

ということです。

塾に限ったことではなく、今まで教えた大勢の子たちの中で、国語が苦手な子に共通して言えるのは、興味や関心の幅が狭いということです。

何事にも受身の傾向にあり、自分から世界を拡げていくということが苦手です。
だから、こんな子には、大人が興味関心の幅を広げるようなサポートをしてやる必要があります。
子どもにYouTubeなんか見せてる場合じゃないんです。
もっと、いいコンテンツを見せることが大事なんです。

でも、親御さんは焦るんですよね。
「この子には、少しでもたくさんの言葉を教えないとダメだ。本を読ませて、ワークをやらせて、、、」ってね。

でも、本を読むにも、ワークブックをやるにも、そこに書かれている例文の中身が理解できなければ、目標とする学習活動の入り口にも立てません。「言葉」を知らないのではなくて、「もの/こと」を知らないのです。

そんな子に「もの/こと(物事)」=広い世界へ関心を向けさせて、「言葉」の世界に導くためにはどうしたらいいのか。それは、良質の情報に、楽しんで、繰り返し触れさせることです。

そんな「良質の情報」って、どこにあるの? って思った方は、↓↓↓↓
これ https://www.nhk.or.jp/school/Eテレ(NHK教育)です!

さあ、今すぐ、お子さんのスマホやタブレットの機能制限をかけましょう。
YouTubeは30分まで!
Eテレは見放題!(いや、それでも2時間までにしておきましょうね)

今日はここまで。おやすみなさい。
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2019年度の授業レポートがあまりできなかったので、ここからしばらく、板書の写真をアップしていきますね。

解説のリクエストがあれば、再録します。  


Posted by 「ことばのうみ」 阿部 久美子 at 00:31Comments(0)◆国語の力